【牡蠣産地レポート】東日本大震災から甦れ!壊滅的被害を受けた三陸牡蠣再生を目指すプロジェクト

三陸沿岸 牡蠣産地レポート

2012年8月現在の状況

■岩手県 宮古

新規の筏をうちこみ、アンカーをつけて海に浮かべている。
養殖施設(筏)は、今年2012年の9月ぐらいに全部復旧できる予定で作業をしている最中で、 牡蠣の種はさみを9月~10月に行う予定でいる。
しかし施設は秋に元に戻る見込みだが、種牡蠣は、施設の1/3のため、全て戻るにはあと2年くらい必要。 今年の秋~春のシーズンは、津波で残った分を出荷できる見込み。


■岩手県 山田湾(大沢)

山田湾大沢では、震災前の半分の500台の養殖施設を作っている。 新設しているのは今までほとんどなかった延縄式の養殖場で、牡蠣イカダは津波で残った300台のみ。 密殖すると身入りの良い牡蠣が育たないため、今後は牡蠣養殖施設を増やす予定はないそう。
水揚げができるようになるのは、来年2013年の秋以降になる。


■岩手県 広田湾(米崎)

牡蠣筏は、震災前の7割ぐらいまで復旧してきたが、船不足で、沖まで出せる大きな船がなく牡蠣をつるせない状態になっている。
今年は、例年の1/20ぐらいの量(昨年種をとったもの)だが出荷していきたいと思っている。


■岩手県 広田湾(小友)

地震の前にあった筏は800台。
23年中に220台まで復旧し、24年の今現在で274台になった。
養殖する人は、29名いたが、今は10名程度になってしまった。
がれきがまだ沈んで残っている。
がれき撤去に人手がとられて、アンカーブロックの投入が遅れている。
ブロックを沈めないと、筏もこれ以上増やすことができない。
種かきを投入するタイミングが遅くなってしまっていて困っている。
大きい船は、手に入らず、どこもみんな困っている。


■岩手県 大船渡(大船渡)

漁船が手に入らない。
小さい船は残っているが、大きめの船はまったくない状況。
筏の数は、大船渡に限っていえばだんだんと震災前の台数に戻ってきた。
来年の秋以降に出荷になる分をこれから投入するところ。
今年は、昨年いれた種の分がやっと出荷できると思うが、
例年の1/10ぐらいの量になると思う。


今6割ぐらいの筏が設置済みで9月までには震災前の数に復旧する見込み。
船が一割弱ぐらいしかなく、作業が進まなく困っている。
今年は、少ないが出荷できそう。


■岩手県 大船渡(赤崎)

筏は、1/3ぐらい設置できている。9月以降にまた筏を増やしていく予定。
牡蠣の仕込みは漁協全体でやっている。
津波の前の2010年の種を使っていて、量は1/10ぐらい(2万個ぐらい)
今年中には出荷開始できるのでは。


■宮城県 気仙沼(唐桑)

唐桑では、震災前に約600台の筏で養殖していた。現在までに筏式200台、延縄式100台の施設を復旧、新設してきている。延縄式の方が筏の2倍近い規模になるので養殖施設としての規模は、7割がたの復旧になる。海上の施設の復旧と種がきの支援のおかげで、牡蠣は大きく育ってきているが、陸上の処理場の再建が追いついていない。地盤沈下のかさ上げの遅れのため加工場の建築も遅れ12月を過ぎる予定でいる。せっかく育った牡蠣の水揚げが遅れると、筏などの施設が重さに耐えられなり壊れてしまうから捨ててしまうことになってしまう。
復興かきオーナーさんに建ててもらった番屋を自費(仮設施設には国や県に補助を出してもらえない)で改装して、仮設処理場にすることも検討している。


■宮城県 気仙沼(舞根)

舞根では、80~90%ぐらいの筏が復旧してきている。
身入りも良く10月末ぐらいから出荷開始できそうな見込みでいる。


■宮城県 南三陸(志津川)

昨年から仕込みしていた牡蠣のうち、予定していた量よりも50%位しかできなかった。
処理場などがまだ、復旧していない。(3月には新しいカキ処理場ができる予定。)
牡蠣の成長具合と、3月に処理場ができると出荷ができるようになる。


■宮城県 石巻(十三浜)

復旧の状況としては、例年の3割~4割程度でまだまだな感じ。
石巻の中でもこの辺は遅れているんではないか。
筏もこれから設置しはじめるので、今年の秋~春はまだ出荷はできない。
来年の秋には出荷できるようにしたい。


■宮城県 河北(長面)

今年は、例年の8割ぐらいまで出荷ができるのではないかと思う。
11月ぐらいから出荷ができるように、予定している。
今のところ、大きく育ってきていて調子がよい。


■宮城県 石巻湾(万石浦)

養殖施設の復旧は、9割方復旧することができた。
今年は、例年並に出荷ができるのではないかと思っている。(内海秀一さん)

種付けが終わって湾内に運ぶ作業をしているところ。
種付け量としては、震災前の半分の量までになった。
去年は1/3ぐらいだったので去年よりも増えた。
今年の秋からは、昨年投入できた分を出荷できる予定。
昨年は、出荷できたが風評被害で値段が上がらず、量も少なかったので
みんな大変だった。(末永典弘さん)


順調に復興はしているが、去年は、例年の1/4くらい、今年は例年の1/3くらいに
すこしずつ戻っている。数的には、例年は2万、昨年5000、今年8000
今年の秋、来年の春には出荷予定。
実際、親牡蠣が少ないため種も少なく苦労はしている。(近藤邦彦さん)


■宮城県 牡鹿半島(鹿立・福貴浦)

震災前とくらべるとおよそ1/5程度が復旧してきている。採れる量も今年はそのぐらいになるだろう。
昨年は震災前に種つけした分をロープなどの支援をもらったおかげで本養殖することができた。11月に福貴浦に処理場ができる予定。
福貴浦の処理場は、当面は複数の浜で1週間交代で使えるようになる。
12月には、狐崎にも処理場が作られる予定で、それができると出荷のスピードも早くなると思うので処理場の完成を待ち望んでいる。


■宮城県 牡鹿半島(折浜)

ようやく出荷ができるようになる。
かきむきの処理場が11月ぐらいにできる予定で12月から出荷ができるようになると思う。(平塚国治さん)

去年は、みんなで協同で養殖設備を作って共有していたが、 今年からは、個人でできるようになってきた。
11月に処理場が出来る予定で12月からやっと出荷できる。
今年6月に沈めた種は、2月ぐらいから出荷できるのでないか。(亀山徳三郎さん)


■宮城県 牡鹿半島(表浜)

種かきが不足しているが今年の分の種つけは終わった。
今ある牡蠣は、処理場がなくてここからは出荷できないのでこの秋に北海道へ送る(稚貝として)予定。
処理場のできるのは、来年にかかるので、ここからの出荷は25年の秋からになる予定。


■宮城県 東松島(東名)

海は復興が進んでいる、海環境はほぼ戻っている。
加工場、剥き場が復旧ができてない。
養殖はしているが、生産量は例年の6割くらいになるだろう。
10月頭出荷できるかもしれない。(高橋洋さん)

現在は、2人で養殖設備を共有して養殖を再開している。
震災前の1/4ぐらいの量になるが、この秋~出荷ができる見込み。(阿部年巳さん)

震災直後の産地の様子
東日本大震災で被害・影響を受けている牡蠣産地マップ
東日本大震災の前後の産地比較写真
牡蠣産地レポート~復興への道のり
【最新】2013年11月現在の状況

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